講師は”飯田淳”先生
今回の講義は初めての実技でした。
机が用意され、何人かに分かれ対面で座ります。
そのおかげで、ほかの受講生とはじめて言葉を交わすことができました。
「よろしくお願いします。」
「お願いします。」
ま、そんだけなんですけど…
実技はなんと!ドローイングを見ないで描くというものでした。
度肝をぬかれました。
仮にもここの受講生はプロを志す人ばかり。
見ないで描くということを一度でも考えついたことがあるのだろうか?
私は無い!
戸惑っていても授業は進みます。
紙を見て描かないので前にいる人と見つあう形に。
これにも少し戸惑いが…
視覚に頼らず想像して描く。感覚で描く。神経を研ぎすまして描く。
頭が活性化しているのがわかります。
ただ、出来上がった絵は想像以上に下手でした。
他の受講生の絵を見ても、思ってた以上にとんでもない線が出来上がっていました。
(いったいこの授業は何の意味があるのだろう?)
そのときふと頭をよぎったのは、映画「ベストキッド」。
飯田先生曰く、見て描かないというのは普段の線からの脱出である。
描いている人程パターン化しやすく、普段以上の線が出てこないらしい。
見て描かない線は思いがけない線がたくさん出てくるのだそうです。
た、確かに!意外と面白い絵になっているものもいっぱいありました。
更に飯田先生は、あまりテクニックに走らない。決めつけて描かない。頭で描かない。
固くならずやわらかく描く。あと下手でもいい、進んで失敗する。
などなど
なるほど…。確かに正確な描写だけなら写真やパソコンでもいいわけで
描く人の個性があってこそイラストを描く意味があるのですね。
最後に飯田先生はとにかくたくさん描くこと。
これは講師全員がおっしゃっています。
うむ。兎にも角にも描きまくるしかないのですね。
目隠し法… これは他のことでも有効かもしれません。



にしてもひどい… ひどすぎる…
つづく